LUMIX G8を使っている私がLUMIX G99との違いを調べてみた。ポイントはLog撮影したいかどうか!

Panasonicから新しいミラーレスカメラLUMIX G99が発表されました。
私はそのG99の先代にあたるG8を使っているんですが、今回発表されたG99はG8の機能をカバーしつつ新しい機能も搭載しているので紹介します。

これからミラーレスカメラの購入を検討している方はぜひLUMIX G8とLUMIX G99の違いとを知っていただけたらと思います。

よろしくおねがいします!

LUMIX G99の基本仕様

LUMIX G99の基本仕様を見ていきますが、公式サイトに出されている仕様表では情報が多すぎると思うので、これからカメラを始める人にわかりやすいよう注目点だけに絞って紹介します。
※LUMIX G8から変更(改良されたところや新機能として付いているもの)されている仕様は赤字にしています。

LUMIX G99基本仕様
・カメラ有効画素数は2030万画素
・センサーは4/3型(いわゆるフォーサーズまたはマイクロフォーサーズというやつ)
・ボディ内手ぶれ補正は5軸Dual I.S.2を搭載
・使用できるSDカードはUHS-i/UHS-ii
・4K撮影は4K/30pまで
・動画フォーマットはMP4・AVCHD・AVCHD Progressiveに対応
log撮影規格V-log L(8bit)に有償アップデート無しで対応(買った時点でインストール済み)
・連写撮影、連写撮影速度は9枚/秒
・4Kフォトモードあり
・モニターはフリーアングルモニター(いわゆるバリアングルというやつ)
USB充電に対応
・重量536g(レンズは含まずボディ単体)

まぁこんな感じでしょうか。
もちろん他にも色々と素晴らしい機能はありますが、今回はこれからはじめてミラーレスカメラを買う方をターゲットとしているので、これくらいにしておきます。

これくらいと言ってもかなり専門用語も出てきているので、これからG8とG99を細かく比較していきましょう。

LUMIX G8との違い

・カメラ有効画素数はG8では1600万画素ですが、G99は2030万画素
・Log撮影はG8では有償アップデートすら用意されていないけれど、G99では購入時から使用可能
・マイク端子の位置がG8ではモニターに被る場所にあるけれど、G99ではボディ上端にあるため自撮りの時にモニターに被らない
・モニターが両モデルともフリーアングルだけど、画素数はG8(104万ドット)よりG99(124万ドット)のほうが良い
・G8はUSB充電に非対応
・G8はボディ重量が505gのためG99(ボディ重量636g)が少し重い

LUMIX G8との違いをさらに細かく

上にざっと違いを書きましたが、ここではもう少し細かく見ていきましょう。

有効画素数

まずは有効画素数について。
有効画素数と言えばカメラ店などでけっこう押し文句で、わりかし大き目の字で画素数が書かれていたりします。笑
ざっくり言えば画素数が上がればいい写真が撮れるというのは間違いでもないですが、正直あまり関係ないです。
というよりこのご時世、どのカメラもいい写真が撮れます。

G8とG99の画素数を比べるとG8は1600万画素でG99は2030万画素なのでえらい違いに感じるかもしれませんが、写真も動画も普通に撮る分には変わりません。
写真や動画の撮影後に編集でかなりズームアップしたり、写真をポスターサイズに引き伸ばして印刷しなければ1600万画素あれば問題ありません。

SDカード

つづいて使用できるSDカードについて
G8・G99ともにUHS-iとUHS-iiに対応しているので違いはないですが、SDカード規格は大事なので一応書いておきます。

UHSとはルトラピードの頭文字を取ったもので、連写などをする場合に影響してきます。
動画などを撮影する場合はある程度のスペックが整ったSDカードが必要ですが、UHS-iで十分対応できます。

ただし、写真撮影で4K連写などをする場合にはUHS-iiの方がストレスなくシャッターが下りてくれるはずなのでUHS-iiのほうがいいかもしれませんね。
両モデルともUHS-iとUHS-iiに対応しているので自身の撮影スタイルに合わせてSDカードを選んでみてください!

Log撮影

さて、つづいてはLog撮影について。
動画撮影を目的にLUMIXを買おうと検討中の方は朗報です。
なんと!G99ではV-Log Lが買った時からインストールされています。

これけっこう重要で動画撮影を進めるうえでLog撮影は絶対やりたくなるはずです。笑
特に動画やりたいと思ってミラーレス/デジタル一眼を検討してるくらいのあなたは絶対にLog撮影したくなるはずです!笑

ちなみにLog撮影とは撮影後の動画編集を前提に撮影する場合に便利な機能で、かなりフラットに撮影できます。
なので、Log撮影が何かわからず撮影してプレビューすると失敗したかと思うくらい薄い映像になります。笑
でもそれは後から色を乗せていくからなんですね。

このV-Log撮影機能がG8ではインストールすらできないので、私は買ってからLog撮影が世に存在してることに気づいてちょっと残念でした。
ま、G8でもなんちゃってLog撮影風なことはしてるんですけどね。

ただし、G99で使えるLog撮影は8bit版なのでLog撮影に詳しくなってくるとG99のV-Log Lでも満足できなくなるかも?笑

マイク端子の位置

つづいてはマイク端子の位置について。
これは自撮り系ユーチューバー/V-Loggerにとっては死活問題といっても過言でもないですよ。

G8のマイク入力端子はモニターをひっくり返した際にガッツリとモニターに被ります。笑
めっちゃ邪魔です!笑

これに対してG99はユーチューバーに人気の機種GH5と同じ位置にあるので外付けマイクを挿しても気になりません。
これはG99に加点してあげたいポイントです。

モニター

さて、次はモニターについて。
モニターはG8/G99ともにフリーアングル(バリアングル)に対応しているので自撮りする場合などに自分のほうに向けて撮影できます。
画面の綺麗さでいえばG99の方が綺麗ですが、これはあまり関係ないですね。

私自身モニターは照度を最小まで下げてるくらいほぼ重要視してないです。
仕事で動画撮影する場合なら外部モニターが選択肢に入ってくるやろうし、YouTubeにアップするブログ用ならそこまで色味確認しないので。

これはどっちでも良いですね。

USB充電(給電)

次はUSB充電(給電)について。
G8はUSB充電に非対応ですが、G99はしっかり対応しています。
バッテリーチャージャーがなくても充電できるし、給電しながら撮影もできるので予備バッテリーが無い場合でもモバイルバッテリーで撮影を続けることもできます。また、家やホテルなどで固定して撮影する場合はコンセントから給電もできますよ。

G8でも専用キットを使えば同じことはできますが、キットを持ち歩く必要があるのでけっこう面倒。
挿すだけで完結するG99はポイント高いですね。
もちろん電源を切って挿しておけばスマホ感覚で充電できます。

ボディ重量

最後はボディ重量について
LUMIX G99のボディ重量は536gでLUMIX G8の505gと比べると31g重いです。
たかが31gですが、ずっと手に持ってたり首や肩から掛けていると負担になるのは無くもないです。

ただし、よっぽど軽さを求めない限りこの重さで決めるのは止めましょう。
レンズとの組み合わせもあるのでその辺は割り切って工夫すれば大丈夫なはずです。

番外編:手ぶれ補正

番外編で手ぶれ補正について
LUMIX G8/G99ともに手ぶれ補正は5軸Dual I.S.2を搭載しています。
なのでここは違いがありませんし、手ぶれ補正の精度としてはかなり良いです。
動画撮影中も手ぶれ補正が効くので写真メインでも動画メインでも使えます。

2機種の価格は?

最後におそらく一番気になるであろう価格ですが、わりと価格差が出てます。
というよりもLUMIX G8の価格が下がりました。

LUMIX G99の実勢価格が約¥140,000円前後ですが、2019年9月現在のLUMIX G8の実勢価格が¥100,000円前後なので約¥40,000円の差。
上で書いた差を¥40,000円で買うか買わないか…笑
悩みどころですね。

結論:どれくらいLog撮影したい?

機能差や価格を含めて私の結論はLog撮影したいかどうか。
LUMIX G99で標準インストールされているV-Log LはLUMIX G8ではインストールすらできません。
LUMIX GH5のように後から有償アップデートできるなら買ってから必要に応じて有償アップデートするのも手ですが、G8はそれができないのでLog撮影したいけどGH5は手が出せない場合、必然的にG99が候補になるでしょう。

ちなみに有効画素数は上でも述べているとおり、比べるうえであまりポイントにはしていません。
また、他の部分に関しても特にG99の機能じゃないと納得できない部分はないので私ならLog撮影の部分だけを比べます。

そしてあとは目新しさ。
LUMIX G8は2016年発売モデルなのでわりと古い。
型落ち感は否めないので最新モデルが良い場合はG99が候補になるでしょう。

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